絵は絵だし、写真は写真だ。私たちの情報のほとんどは言葉からきている。しかし私たちはどんどん多くの情報を小さな写真から取り入れるようになっている。それを「ピクトグラム」とよぶ。


言語はコミュニケーションの重要な手段だ。あなたは挨拶をしあう。
学校では教員の話を聞き、討論をし、同級生との会話を楽しむ。家では宿題をする。これら全ての活動のためにあなたは言語を使う。
しかし、もう一つの重要なコミュニケーションの手段がある。
注意深く周りを見ると、多くのピクトグラムに築くだろう。次の図を見てみよう。小さな子供でも知っているかもしれない。
左の図は緊急出口を示す。中央の図はトイレを示す。右の図はエスカレーターを示す。

NEW WORDS and PHRASES
means:手段 
greeting:あいさつ 
discussion:討論 
following:次の 
emergency:緊急 
exit:出口 
middle:中央 
restroom:トイレ
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ピクトグラムはしばしば公共の場所で使われる。
なぜ人々は「緊急出口」「トイレ」「エスカレーター」などの言葉の代わりにピクトグラムを使うのだろうか。
言葉はピクトグラムより優れていないのか?

ピクトグラムが使われるのは少なくとも二つの理由がある。

まず、見ただけで常に意味を推測できることだ。しかし、もしその言語を知らなければ言葉を理解できない。
この理由から、ピクトグラムは国際空港で使われる。
二つ目に、シンプルなデザインと明るい色のため、たとえ遠くにあったとしても、すぐにピクトグラムを認識できることだ。
この理由からこれらは道路で使われる。

これらの道路標識を見てみよう。
これらは日本では使われていないが、簡単に意味を推測することができる。「このさき可動橋」「カンガルーに気をつけろ」「このさき環状交差点」

NEW WORDS and PHRASES
confusing:混乱させる 
landslide:土砂崩れ
actually:実際 
roadwork:道路作業
eventually:いずれは
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異なる文化から来た人々でも大抵はピクチグラムを簡単に理解できる。
しかしときとしてピクトグラムは紛らわしく思う。このピクトグラムをみてみよう。

これは人によって異なったことを示す。もしかしたら、この男は土砂崩れを片付けているのかもしれない。もしかしたら、風の日に傘を開いているのかもしれない。実際この男は路上で作業をしている。このピクトグラムは「このさき道路作業中」のためのものだ。

大抵の場合、見たらすぐにピクトグラムからのメッセージを受け取れるだろう。しかし時には、ちょうど外国語の言葉を学ぶように、ピクトグラムの意味を学ばなければならない。

ピクトグラムは言葉にとって変わることはないかもしれないが、すでにコミュニケーションの重要な手段である。
ピクトグラムで全文作り上げたり、物語を語る人もいる。
有名な中国人芸術家は靫のような「文章」を書いた。読めるだろうか?
いずれはにピクトグラムは言葉に取って代わるだろうか?
これらは未来の言語となるだろうか?
あなたはどう思うだろうか?

NEW WORDS and PHRASES
confusing:混乱させる 
landslide:土砂崩れ 
actually:実際 
roadwork:道路作業 
eventually:いずれは

Optional Reading PictOLYMPIgram

ピクトグラムは私たちの日常生活の一部だ。それらはどこででも見るし、そこからあらゆる有益な情報を得る。
ピクトグラムはどれほどの間私たちと共にあったのだろうか?
最初のピクトグラムはおよそ1万8千年前に石と洞窟壁で作られた。それは出来事やその他情報を記録するために使われた。
ピクトグラムはのちに古代エジプトの形象文字や漢字などの書記体系に進化した。
現代では世界のますます国際化が進むにしたがい、ピクトグラムの重要性が増してきている。
ピクトグラムは世界中の異なる場所から来た人々が集まる場所でとりわけ有用だ。例えばオリンピックを例にあげると、ピクトグラムは人々が簡単に理解できるため有用である。
オリンピックのピクトグラムはかなり新しいものだ。実際の最初のオリンピックのピクトグラムは1964年の東京オリンピックのために勝見勝とデザイナーチームによって作られた。
彼らはヨーロッパだけでなく伝統的な日本のデザインである家紋、つまり家の紋章からもアイデアを借りた。
*not only A but also B: AだけでなくBも
東京オリンピックの間、彼らのピクトグラムはレストランやトイレだけでなくスポーツのイベントを示すのにも広く使われた。今、これらのピクトグラムで世界中で使われているものもある。勝見と彼のチームは彼らのピクトグラムが国際的な共有財産になるようデザインの著作権を放棄した

東京オリンピック以降、主催国は異なる一連のピクトグラムを作り出してきた。
1968年のメキシコオリンピックでは彼らは伝統的なメキシコの芸術の色を用いた。
オーストラリアではピクトグラムにブーメランを用いた。中国ではピクトグラムは漢字のように見えた。
2012年のロンドンオリンピックではより本当の写真のように見えた。オリンピックのピクトグラムは変化するかもしれないが、東京オリンピックのピクトグラムがオリンピックのピクトグラムの基準を定めたのだ。